「送られてくる年賀状の子供の写真は、たいてい不細工だ。」について
ある投稿サイトを好んでよく見てみています。政治から芸能ネタまで、各々その時の議題に対して、感想等をほぼ自由に投稿でき(誹謗中傷は無理です。)、賛同すれば一人一回「いいね」を押すことが出来ます。その議題に対して、多くてコメント数は200位、「いいね」が多く集まって600位ですから、このサイトの大体の規模がわかるかと思います。
以前、ここで書きましたドラマ「半沢直樹の最終回の感想」で「出る杭は打たれる。」はそのサイトに投稿して一位になりました。上記に書いたタイトルは、「年賀状で子供の写真を送る人について。」で一番「いいね。」が多かったコメントです。
「送られてくる子供の写真は不細工だ。」・・・。いい顔・不細工な顔なんて個人の主観で勝手に決めることだからそこにはなんだ問題はないと思います。私にだって当然あります。しかし、たかだか1年に一回送られてくる写真を見てあっさり「不細工だ。」と切り捨てるものでしょうか・・?大抵の親子さんは、厳選に厳選を重ねここ一番の一品を送っているはずです。そのほとんどの子供の顔は「笑顔。」ではないでしょうか・・。私の勝ってな思い込みと暴言かとも思いますが、その想いの心の奥底にあるのは、
「人様の幸せは、素直に喜べない。」
ではないんでしょうか・・。
私もある時期から、子供の写真付年賀状が嫌になりました。それは、世間一般でいう「結婚適齢期」を迎えた頃からです。結婚したくても出来ない時期が長かった私にとって、いつしか友人・同僚から送られるそれが嫌になっていました。ピーク時には、裏を返すこと(写真を見ること。)さえしませんでした。他人の幸せが許せないとまでいかないにしても、結婚したくてもできない私にとってそれは素直に受け入れられるものではありませんでした。
やがて結婚し、我が家でも子供が生まれ、ご多分にもれず子供写真付年賀状を喜んで世間に送っていました。子供が小学校に上がる頃の事でしょうか。結婚して子供ができ、世間を見渡せるようになって、そんな年賀状を送る人について「決まり。」が出来ました。
基本的に
・目上の方。
・男女とも我が家で勝ってに決めたお年頃になった方。(過ぎた方。)
そして、子供がいない夫婦の方
には、別の年賀状を送るようにしました。
今にして思えば、そんな年賀状を裏返しにしていた頃の自分が情けなくも思います。
が、感情として一番初めに思ってしまうのは仕方ないことかと思います。しょうがないですよね・・。どうしても嫌なら、私のように裏返しするなり、その先もうその相手に年賀状は送らないことです。2,3年もすれば、あなたにそんな「嫌な思い。」をさせる年賀状は届かなくなるでしょう。
でも、かつての自分の事を棚において語らせていただけるのであるのなら、許してもらえるのなら、嘘でもいいから「嫌だ。」と思った後に「すくすく育ってね。」とか「家族お幸せにね。」とか願ってあげてください。嘘でもいいから・・。その方がきっといいことがあると思います。その方がきっとその先幸せに生きていけると思います。だって
「他人の幸せを願うことはとても素晴らしいこと」
と、私は想うからです。