うつ  一歩進んで二歩さがる。それでも進んでる!

『妖怪から教わったこと』

 まだ実行はしていなのですが子供に見せたいと思っているアニメが二作品あります。一つは、「銀河鉄道999」そしてもう一つが、

                                「ゲゲゲの鬼太郎」

 です。シリーズ化されていますが、私は見ていたのは昭和50年代のシリーズです。何度となく再放送を見たものです。何度も何度も見ました。子供心に引き付けるものがあったのでしょう。基本的には、「妖怪」ですから怖かったものです。でもこの作品には、多分にいわゆる「道徳」的な要素が含まれていました。人間が自然を破壊し続けるの見かねた巨人の「原子さん」(確かそんな名前だったような?)が大都会をジャングルのよにしてしまう・・。人間に自然とは何ぞや?を原子さんは人間に問いかけます。ちょっとひとつ覚えている作品を紹介してみました。もうひとつ私が印象深く覚えている作品はこんな感じです。

 あるしがないサラリーマンの父親が一つの玉をもらいます。その玉は何でも望みをかなえてくれる。しかしその玉はそれと引き換えにどんどん大きくなっていく。それでも欲望を抑え切れないサラリーマンの父親は、願い事をし続ける。その父親一家は贅沢な生活を覚えてしまう。止め止めなく欲望は大きくなる。それに対応したかのように、巨大化した玉はやがて破裂してしまう。そして、一家はもとのつつましやかな生活に戻ってしまう・・・。

                          「欲望を抑えることはできなかった・・」

 時よりこういった人間の欲望の愚かさを扱った作品があったような気がします。

 この世には、決死って科学では割り切れない世界というものがあること。人間が立ち入ってはいけない世界があるということ。大切にしてきた日本人が慈しみ続けてきた「世界」がそこにはあるということ。それを妖怪を通して教わった気がします。
 
 また、この作品には、妖怪を通して昨今失われている日本人ならではの「道徳」みたいのものがあったような気がします・・。下手な道徳の授業よりこの作品を今の子に見せて方がためになるかと思ういます。

 心から水木しげるさんのご冥福をお祈り申し上げます・・。

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